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2008年3月12日 (水)

『日本の医療が危ない』

本日は、医療関係の本の紹介です。

『日本の医療が危ない』(ちくま新書)川渕孝一

現在の日本の医療問題を網羅的にカバーした本として、非常に読みやすく、入門書としてお勧めです。

川渕先生は、東京医科歯科大学大学院教授で、医療経済の第一人者です。

以前、私が勤務していた会社で社内講演会に招待した際、お会いして、直接お話しを伺い、感銘を受けました。

・「第1部 今なぜ医療改革が急務なのか」では、日本の医療の抱える課題が簡潔にまとめられています。

・「第2部 よい医療はこうして実現できる」では、課題解決の方向性を示されています。

自己負担(アウト・オブ・ポケットマネー)の増加、混合診療の拡大、予防医療へのインセンティブ導入などを主張しておられ、この方向は私もかなり同意する考えです。このあたりは、このブログで折に触れて、書いていきたいと思います。

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