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2008年4月 3日 (木)

『勝間和代のインディペンデントな生き方』

ようやく勝間さんの5冊目の本、通称『新インディ』の感想です。

『勝間和代のインディペンデントな生き方 実践ガイド』(ディスカヴァー) 勝間和代

期待通りの内容でした。

私自身は男性ですが、ちょうど男女雇用機会均等法の最初の世代で、社会に出た時から優秀な女性たちと同僚・友人として接してきたことや、外資系経営コンサルティング企業では女性の先輩・後輩も多かったことなどから、意欲のある女性が働き続けることを応援していきたいと思っています。

また、私の妻も、子供を保育園に預けながら、某外資系企業でフルタイムで働いているワーキングマザー(WM)です。私も、子供の登園やそうじ・洗濯など、それなりに家事を分担しています。家内の働く外資系企業は、日本企業と比べると、ずっとWMにとっての条件が整っていますが、それでも更なる改善のための努力をしています。この点に関しては、多くの日本企業がグローバル企業に学ぶところが多そうです。

さて、勝間さんの本では、「インディの3条件」として、①年収600万円以上を稼げること、②自慢できるパートナーがいること、③年をとるほどすてきになっていくこと、を挙げています。確かにこの3条件は、私が今まで出会った「仕事ができる女性」に共通で、若い世代の女性が目指す目標として適切だと思います。

また、英語ができると年収が1.5倍になるというのも、男女を問わず、経験的に正しいと思います。私が知っているコンサル企業や外資系ヘルスケア企業では、TOEIC860点レベルが求められる仕事に対する対価は、全く英語を必要としない日本企業での同様の仕事と比較すると、50%増だと思います。このように、みんなが経験的に感じていることを、分析して分かり易く表現するのが、勝間さんの強みで、見習いたいところです。

この本には、やる気のある女性にとってのヒントが満載されていますので、自分の妻をはじめとして、職場の同僚や後輩の女性たちに、機会ある毎に勧めていきたいと思います。

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