『30歳からの営業力の鍛え方』
以前、勤務していたヘルスケア企業で、営業課長向けに「営業プロセスモニタリング研修」を企画したとき、講師としてお呼びした先生の本を紹介します。
『30歳からの営業力の鍛え方』(かんき出版) 和田一男
この研修は「営業のプロ」としての和田講師の熱い想いが伝わってきて、たいへん好評でした。この著書は、営業パーソンが自分のキャリアを考える上で、有益だと思います。
「第1部 キャリアプランニング編」では、営業マンのキャリア設計についての考え方を示した上で、営業としてキャリアアップするために、必要な能力は何かをまとめてあります。
鍛えるべき能力とは、①行動力、②新規開拓力、③企画立案力、④プレゼンテーション力、⑤信頼構築力、⑥リーダーシップの6つです。いずれも当たり前のようですが、営業経験がある人が読むと、改めて気づくことも多いと思います。
「第2部 スキルアップ編」は、営業力を強化するための5つのポイントです。
- 効率的に活動量を増やす
- 強化すべき顧客を明確にする
- 顧客ニーズを把握する
- 提案力を高める
- 課題解決力を高める
「第3部 行動習慣編」は、「できる営業マンの行動習慣10カ条」です。
- 結果を出すためのプロセスをわかりやすく語る
- 常に140%達成を目指す
- まず「誰に売るか」を考える
- お客様を感動させる信頼関係を築く
- 売り込まずに主導権を握って結論を迫る
- 論理的かつ感情を大切にする販売スキルをもつ
- コミュニケーション力、対人力が高い
- 考える時間の”量と質”が違う
- 人間力を磨いている
- 信念を持ってリーダーシップを発揮している
貴方はいくつマルがつけられますか?
いずれもオーソドックスな内容なので、業界を問わず「営業の基本」として、営業に関わる方の参考になると思います。
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